2019年2月17日から開催されているドバイDuty Freeテニス選手権(アラブ首長国連邦)に大坂なおみ選手が出場。大会3日目となる2月20日に2回戦で、世界ランク1位の大坂選手は世界ランク67位のクリスティナ・ムラデノビッチ選手と対戦しましたが、結果は3-6、3-6のストレート負けでした。これで対戦成績は1勝1敗となりました(ちょうど昨年のドバイDuty Freeテニス選手権でも対戦)。
サーシャ・バイン氏とのコーチ契約解消後、初めての大会でしたが、残念な結果になってしまいました。大坂選手には、今回不調だったサービスの調子を取り戻し、ポジティブに進んでいって欲しいです。次戦は期待しています。
1.ドバイDuty Freeテニス選手権の大会概要
ドバイDuty Freeテニス選手権の大会概要はこちらです。大会名 | ドバイDuty Freeテニス選手権 |
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場所 | アラブ首長国連邦(ドバイ) |
コート | ハード(室外) |
開催期間 | 2019年2月17日~23日 |
出場選手数 | 56 |
グレード | WTA Premier 5 |
賞金総額 | $2,828,000 |
前回大会の優勝者 | エリナ・スビトリナ |
テレビ放送 | DAZN ⇒ ライブ視聴(18:00~) WOWOW ⇒ 予定なし NHK総合 ⇒ 予定なし |
2.大坂選手がローレウス賞を受賞(2月19日)
2月19日、「ローレウス世界スポーツ賞」の授賞式がモナコで行われ、女子テニスの世界ランク1位・大坂なおみ選手が「年間最優秀成長選手賞」を受賞しました。「スポーツ界のアカデミー賞」と呼ばれる権威ある栄誉で、日本選手が史上初の受賞を果たしました。WTA公式サイトも絶賛しており「コート上にいない時でさえ称賛を集め続けている」と拍手を送りました。あとテニス界からは、男子テニスで世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手がローレウス世界スポーツ賞の「年間最優秀男子選手賞」を受賞しました。ジョコビッチ選手が受賞するのは今回で4度目。授賞式に参加したジョコビッチ選手は「ローレウス賞は全てのアスリートが勝ち取りたいと願うもの。これは僕にとって非常に名誉なこと。今夜ここにいる多くのスポーツ界の素晴らしい人たちの中にいることがこの賞に特別な意味を与えてくれる」と語りました。
3.【2回戦】大坂なおみ vs K.ムラデノビッチ(2月20日)
大坂選手はムラデノビッチ選手と対戦し、3-6、3-6で敗れてしまいました。試合時間は1時間6分。選手 | 1 | 2 | SET |
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大坂なおみ | 3 | 3 | 0 |
K.ムラデノビッチ | 6 | 6 | 2 |
選手 | 大坂なおみ |
K.ムラデノビッチ |
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1stサーブ 成功率 |
43% | 56% |
1stサーブ時 得点率 |
57% | 59% |
2ndサーブ時 得点率 |
18% | 39% |
エース | 1 | 4 |
ダブルフォルト | 5 | 0 |
ブレーク成功 | 4 | 7 |
ゲーム | 6 | 12 |
連続ゲーム | 43 | 58 |
得点 | 2 | 4 |
連続得点 | 5 | 8 |
※ 1stサーブ成功率が低い。
※ 2ndサーブ時得点率が低い。
※ ダブルフォルトが多い。
⇒大坂選手はサービスの調子が悪かったことがうかがえます。
吉川真司コーチとの練習(2月16日)
2月16日、日本テニス協会で大坂選手を担当する吉川真司コーチと打ち合い、球出しの練習では「もっと速いの」と日本語で要求し、鋭いショットを放つ場面もありました。特にベースライン内側に入って打ち込む感触を念入りに確認しました。[第1セット] 3-6で落とす
第1ゲーム、大坂選手のサービスで40-15となりますが、ダブルフォールトがありポイントを奪われ、いきなりブレークされてしまいます。第3ゲームでもブレークされてしまい、大坂選手は調子が上がらない様子。特に「2ndサーブ時得点率」が14%と低い状態。大坂選手は3-6で第1セットを落としてしまいました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ゲーム |
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大坂なおみ | B | K | K | 3 | ||||||
K.ムラデノビッチ | B | K | B | K | K | B | 6 |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
[第2セット] 3-6で落とす
第2ゲームで大坂選手はサービスをブレークされてしまいます。続く第3ゲームは大坂選手がラブゲームでブレークに成功。サーブの調子が上がらない大坂選手。第7ゲームまでブレーク合戦が続きます。続く第8ゲーム、大坂選手のサービスゲームでブレークを許してしまいます。大坂選手は3-6で第2セットも落とし、2回戦敗退となってしまいました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ゲーム |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大坂なおみ | B | B | B | 3 | ||||||
K.ムラデノビッチ | K | B | B | B | B | K | 6 |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
4.世界ランキング(2月18日時点)
トップ10選手および大坂選手の対戦相手の世界ランキング(2月18日時点)はこちらです。ランク | 選手 | 国 | ポイント (2/18) |
今回結果 | 昨年結果 |
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1 | 大坂なおみ | 日本 | 6,970 | 2回戦敗退 | ベスト8 |
2 | S.ハレプ | ルーマニア | 5,537 | ベスト8 | – |
3 | S.スティーブンス | アメリカ | 5,307 | – | – |
4 | P.クビトバ | チェコ | 5,120 | 準優勝 | – |
5 | K.プリスコバ | チェコ | 5,055 | ベスト8 | ベスト8 |
6 | E.スビトリナ | ウクライナ | 5,020 | ベスト4 | 優勝 |
7 | A.ケルバー | ドイツ | 4,960 | 3回戦敗退 | ベスト4 |
8 | K.ベルテンス | オランダ | 4,885 | 2回戦敗退 | – |
9 | A.サバレンカ | ベラルーシ | 3,565 | 3回戦敗退 | – |
10 | S.ウィリアムズ | アメリカ | 3,406 | – | – |
67 | K.ムラデノビッチ | フランス | 819 | 3回戦敗退 | 1回戦敗退 |