2019年3月20日から3月24日まで、世界フィギュアスケート選手権がさいたまスーパーアリーナで開催されます。今年は日本開催なので、世界各地から来る選手たちのハイレベルな滑りを身近で感じることができます。女子シングルには坂本花織選手・紀平梨花選手・宮原知子選手が出場。ロシアのザギトワ選手など、強豪選手と戦いも楽しみながら、紀平選手を応援していきます。
【女子フリー】
紀平選手はフリーの演技冒頭でのジャンプでトリプルアクセルからのコンビネーションジャンプを見事に決めました。2本目のトリプルアクセルで転倒してしまいましたが、それでもフリーの点数は152.59点をマーク。フリーの演技後、紀平選手の笑顔も見られ、来シーズンに繋がる演技ができました。
【女子ショート】
3月20日、紀平選手はショートの最初のジャンプでトリプルアクセルがシングルアクセルとなってしまい、順位は7位。ショート1位のザギトワ選手に10点以上の差を付けられ、出遅れてしまいました。演技後に紀平選手は「とにかくフリーで巻き返すしかない。あすとあさっての過ごし方ですべてが決まるので、トリプルアクセルをとにかく練習してイメージを完璧につくって臨みたい」とフリーでの挽回を誓いました。
1.大会日程・放送予定
世界選手権の大会日程はこちらです。日時 | 種目 | 出場選手 | 放送予定 | |
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3月20日(水) | 15:00~ | 女子SP | 坂本、紀平、宮原 | フジテレビ(18:30~21:00 LIVE) |
3/22日(金) | 17:30~ | 女子FS | 坂本、紀平、宮原 | フジテレビ(18:30~21:55 LIVE) |
2.出場選手・総合結果
世界フィギュアスケート選手権に出場する日本人選手およびライバル達の情報はこちらです。選手 | 国 | 自己ベスト | 今回点数 | 順位 | ||||
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ショート | フリー | 合計 | ショート | フリー | 合計 | |||
アリーナ・ザギトワ | ロシア | 82.92 | 158.50 | 239.57 | 82.08 | 155.42 | 237.50 | |
E・トゥルシンバエワ | カザフスタン | 70.95 | 139.47 | 207.46 | 75.96 | 148.80 | 224.76 | |
E・メドベージェワ | ロシア | 81.61 | 160.46 | 241.31 | 74.23 | 149.57 | 223.80 | |
紀平梨花 | 日本 | 82.51 | 154.72 | 233.12 | 70.90 | 152.59 | 223.49 | 4位 |
坂本花織 | 日本 | 73.18 | 142.87 | 214.21 | 76.86 | 145.97 | 222.83 | 5位 |
宮原知子 | 日本 | 76.08 | 146.44 | 222.38 | 70.60 | 145.35 | 215.95 | 6位 |
ソフィア・サモドゥロワ | ロシア | 72.88 | 140.96 | 213.84 | 70.42 | 138.16 | 208.58 | 7位 |
マライア・ベル | アメリカ | 70.02 | 135.99 | 198.96 | 71.26 | 136.81 | 208.07 | 8位 |
イム・ウンス | 韓国 | 69.78 | 127.91 | 196.31 | 72.91 | 132.66 | 205.57 | 9位 |
3.紀平梨花、自己ベストを更新したい(2月15日)
2月15日、紀平梨花選手は自国開催の大舞台で「ショート、フリーとも自己ベストを更新したい」と世界フィギュアスケート選手権への抱負を語りました。左手薬指を亜脱臼しながら初出場Vを飾った四大陸選手権(米カリフォルニア州アナハイム)から12日に帰国。兵庫県内での精密検査などの結果を受け、世界選手権へ向けた強化の一環として計画していた、21日からのチャレンジ杯(オランダ)は予定通りに出場することを明言した。
四大陸選手権の練習中に亜脱臼した左手薬指は1年前に骨折した部位とあって「まだ完治はしてない」と話しましたが、「病院でこんなものを作ってもらいました」と秘密兵器を披露。型どりしたプラスチック製の円筒状の装具で患部を保護し「また同じようなことがあっても(逆方向に)曲がることはない」と、不安も解消したようです。
4.アメリカ・コロラド州で合宿!(3月7日)
宮原知子選手と紀平梨花選手は現在、3月に行われる世界フィギュアスケート選手権に向け、アメリカ・コロラド州で合宿をしています。貴重な現地での様子を、練習場所のアリーナが公開しました。ピンクのウェア姿の紀平選手と、白を纏った宮原選手。笑顔を浮かべる2人に挟まれ、肩を抱くのは振付を担当するトム・ディクソン氏。キム・ヨナ選手も手掛けた名物振付師の元で、演技を見直し、埼玉での世界一決戦へ準備を進めています。5.紀平選手のコメント(3月18日)
トリプルアクセルを高い確率で決めていた紀平選手は「ショートプログラム、フリーを完璧な演技をすれば優勝もできる。大きなリンクで完璧な演技を目指したい」と意気込みを語りました。6.女子シングルの結果(ショート)
世界フィギュアスケート選手権には日本代表として坂本花織選手・紀平梨花選手・宮原知子選手が出場。注目の紀平選手は「ショートプログラムとフリーをしっかり演技すれば、優勝も見えてくる」と決意を込めてコメント。3月20日のショートでは、ミスで出遅れる課題を克服できるか。真価の問われる大一番を迎えます。【女子ショート】滑走順 ⇒紀平、39番滑走
3月20日、女子ショートの滑走順はこちらです。グループ | 滑走順 | 選手 | 国 | 滑走時刻 |
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第6G (29~34) |
32 | エリザヴェート・トゥルシンバエワ | カザフスタン | 19時51分~ |
33 | ロリーヌ・ルカヴァリエ | ロシア | 19時57分~ | |
34 | ソフィア・サモドゥロワ | ロシア | 20時04分~ | |
第7G (35~40) |
35 | 坂本花織 | 日本 | 20時18分~ |
36 | ブラディー・テネル | アメリカ | 20時24分~ | |
37 | 宮原知子 | 日本 | 20時31分~ | |
38 | エフゲーニャ・メドベージェワ | ロシア | 20時37分~ | |
39 | 紀平梨花 | 日本 | 20時43分~ | |
40 | アリーナ・ザギトワ | ロシア | 20時50分~ |
※ 参加選手は全員で40名。
【女子ショート】結果 ⇒紀平、ショート7位
女子ショートの結果はこちらです。順位 | 選手 | 国 | 自己ベスト (ショート) |
今回点数 (ショート) |
トップとの 点数差 |
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1 | アリーナ・ザギトワ | ロシア | 82.92 | 82.08 | – |
2 | 坂本花織 | 日本 | 73.18 | 76.86 | 5.22 |
3 | エリザヴェート・トゥルシンバエワ | カザフスタン | 70.95 | 75.96 | 6.12 |
4 | エフゲニア・メドベージェワ | ロシア | 81.61 | 74.23 | 7.85 |
5 | イム・ウンス | 韓国 | 69.78 | 72.91 | 9.17 |
6 | マライア・ベル | アメリカ | 70.02 | 71.26 | 10.82 |
7 | 紀平梨花 | 日本 | 82.51 | 70.90 | 11.18 |
8 | 宮原知子 | 日本 | 76.08 | 70.60 | 11.48 |
9 | ソフィア・サモドゥロワ | ロシア | 72.88 | 70.42 | 11.66 |
7.女子シングルの結果(フリー)
女子ショートでは、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手が1位となりました。日本選手はザギトワ選手を追いかける形でフリーの演技を迎えます。【女子フリー】 滑走順 ⇒紀平、18番滑走(20:22~)
3月22日、女子フリーの滑走順はこちらです。グループ | 滑走順 | 選手 | 国 | 滑走時刻 |
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第3G (13~18) |
16 | ソフィア・サモドゥロワ | ロシア | 20時06分~ |
17 | 宮原知子 | 日本 | 20時14分~ | |
18 | 紀平梨花 | 日本 | 20時22分~ | |
第4G (19~24) |
19 | エフゲーニャ・メドベージェワ | ロシア | 20時38分~ |
20 | マライア・ベル | アメリカ | 20時46分~ | |
21 | イム・ウンス | 韓国 | 20時54分~ | |
22 | 坂本花織 | 日本 | 21時02分~ | |
23 | アリーナ・ザギトワ | ロシア | 21時10分~ | |
24 | エリザヴェート・トゥルシンバエワ | カザフスタン | 21時18分~ |
※ 参加選手は全員で24名。
【女子フリー】 結果 ⇒紀平、総合4位!
女子フリーの結果はこちらです。メダルまであと一歩のところでした。選手 | 国 | 自己ベスト | 今回点数 | 順位 | ||||
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ショート | フリー | 合計 | ショート | フリー | 合計 | |||
アリーナ・ザギトワ | ロシア | 82.92 | 158.50 | 239.57 | 82.08 | 155.42 | 237.50 | |
E・トゥルシンバエワ | カザフスタン | 70.95 | 139.47 | 207.46 | 75.96 | 148.80 | 224.76 | |
E・メドベージェワ | ロシア | 81.61 | 160.46 | 241.31 | 74.23 | 149.57 | 223.80 | |
紀平梨花 | 日本 | 82.51 | 154.72 | 233.12 | 70.90 | 152.59 | 223.49 | 4位 |
坂本花織 | 日本 | 73.18 | 142.87 | 214.21 | 76.86 | 145.97 | 222.83 | 5位 |
宮原知子 | 日本 | 76.08 | 146.44 | 222.38 | 70.60 | 145.35 | 215.95 | 6位 |
ソフィア・サモドゥロワ | ロシア | 72.88 | 140.96 | 213.84 | 70.42 | 138.16 | 208.58 | 7位 |
マライア・ベル | アメリカ | 70.02 | 135.99 | 198.96 | 71.26 | 136.81 | 208.07 | 8位 |
イム・ウンス | 韓国 | 69.78 | 127.91 | 196.31 | 72.91 | 132.66 | 205.57 | 9位 |
8.さいごに
ショート7位の紀平選手。1位のザギトワ選手を約11点差で追いかけます。3月22日のフリーではトリプルアクセルからのコンビネーションジャンプを決め、152.59点をマーク。メダルまであと一歩のところでした。※ 男子シングルも含めた総合結果はこちらをご覧ください。
⇒【フィギュア】世界選手権2019(出場選手・日程・放送予定・結果)