2019年6月28日に福岡・博多の森陸上競技場で行われた日本陸上競技選手権・男子100メートル決勝で、日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム選手が10秒02の好成績で2大会ぶりに優勝を飾りました。スタートはやや出遅れたものの、中盤からぐんぐん加速。最後は並み居るライバルを引き離して、1位でゴールしました。
『9秒台対決』として注目されましたが、10秒16の2位に終わった桐生祥秀選手は「(サニブラウン)ハキームの爆発力は1番すごい。本当は勝ちたかったけど、これだけ差があるということ」とコメント。10秒24で4位だった飯塚翔太選手も「速いですね、やっぱり強い。雨上がりのコンディションだったのに…。目標にして、しっかり越えていかないと」とコメント。
■ 速度・歩数
10秒02の大会新記録で優勝したサニブラウン・ハキーム選手は、【準決勝】
・最高速度:秒速11.54メートル
・歩数合計:50歩
【決勝】
・最高速度:秒速11.57メートル
・歩数合計:44.1歩
平均2.51メートルと大きなストライドが後半の失速を抑え、爆発力へと変えています。
10秒16で2位の桐生祥秀選手は、
・最高速度:秒速11.38メートル
・歩数合計:48.4歩
3位の小池祐貴選手は、
・最高速度:秒速11.36メートル
・歩数合計:50.9歩