2019年12月22日(日)に行われた全日本フィギュアスケート選手権の男子フリースケーティングで、宇野昌磨選手が184.86点をマーク。ショートプログラムに続いて1位になり、合計290.57点で4連覇を達成しました。これにより宇野昌磨選手は世界選手権代表を決めました。
宇野選手が、初めて羽生選手を上回りました。「ベストの演技じゃなかったけど、どんな形であれ、スケート人生の大きな目標だった。結果はうれしい。ユヅ君(羽生)が出てない全日本で3度優勝しても、正直、日本の誰も気づいてない。僕も日本の誰もが一番うまいのはユヅ君だという思いがある。大きな特別な存在。五輪よりも僕は1度でいいからユヅ君に勝ちたいと思っていた」とコメント。
- 1.全日本フィギュアスケート選手権大会
- 2.男子シングルの結果
- 3.【1位】宇野昌磨 290.57点
- 4.【2位】羽生結弦 282.77点
- 5.【3位】鍵山優真 257.99点
- 6.まとめ
- 7.フィギュアスケートの国際大会の一覧
- ・【CS】オータムクラシック
- ・【CS】ロンバルディア杯
- ・【CS】USインターナショナルクラシック
- ・【CS】ネペラメモリアル
- ・【CS】ネーベンホルン杯
- ・【団体戦】ジャパンオープン
- ・【CS】フィンランディア杯
- ・【GPS】スケートアメリカ(アメリカ大会)
- ・【GPS】スケートカナダ(カナダ大会)
- ・【GPS】フランス国際(フランス杯)
- ・【GPS】中国杯
- ・【GPS】ロステレコム杯(ロシア杯)
- ・【GPS】NHK杯
- ・【GPS】ジュニアグランプリファイナル
- ・【GPS】グランプリファイナル
- ・【国内】全日本選手権
- ・冬季ユースオリンピック
- ・四大陸フィギュアスケート選手権
- ・【国際B級大会】ババリアンオープン
- ・【国際B級大会】チャレンジカップ
- ・世界ジュニアフィギュアスケート選手権
- ・世界フィギュアスケート選手権
1.全日本フィギュアスケート選手権大会
全日本フィギュアスケート選手権大会の概要はこちらです。(1)大会概要
■ 大会名 :第88回全日本フィギュアスケート選手権大会■ 開催期間:2019年12月18日(水)~12月22日(日)
■ 場所 :国立代々木競技上第一体育館
■ 公式HP:公式サイト
(2)スケジュール
日時 | 種目 | |
---|---|---|
12月19日(木) | 17:01~21:43 | 女子ショート |
12月20日(金) | 16:12~20:54 | 男子ショート |
12月21日(土) | 17:04~21:11 | 女子フリー |
12月22日(日) | 17:04~21:11 | 男子フリー |
12月23日(月) | 17:00~20:00 | オールジャパン メダリスト・オン・アイス2019 |
2.男子シングルの結果
全日本フィギュアスケート選手権・男子フリーの結果を10位以上に絞ってお伝えします。順位 | 選手 | ショート | フリー | 合計 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|
宇野昌磨 | 105.71 | 184.86 | 290.57 | YouTube | |
羽生結弦 | 110.72 | 172.05 | 282.77 | YouTube | |
鍵山優真 | 77.41 | 180.58 | 257.99 | YouTube | |
4 | 田中刑事 | 80.90 | 171.54 | 252.44 | YouTube |
5 | 佐藤駿 | 82.68 | 163.82 | 246.50 | YouTube |
6 | 友野一希 | 73.06 | 171.63 | 244.69 | YouTube |
7 | 山本草太 | 68.16 | 152.33 | 220.49 | YouTube |
8 | 須本光希 | 72.81 | 147.47 | 220.28 | |
9 | 佐藤洸彬 | 78.84 | 136.39 | 215.23 | |
10 | 島田高志郎 | 80.59 | 131.65 | 212.24 | YouTube |
3.【1位】宇野昌磨 290.57点
ショートプログラム2位の宇野選手は、演技冒頭の4回転フリップを決め、そのあとの4回転トーループ、それに4回転トーループからの連続ジャンプの2種類3本の4回転ジャンプを成功しました。宇野選手は3つのスピンとステップでもいずれも最高評価のレベル4を獲得し、フリーでは1位の184.86をマークし、前半との合計290.57で逆転で優勝し、大会4連覇を果たしました。
全日本選手権の男子シングルで逆転で優勝した宇野昌磨選手は、フリーの演技について、「全部の演技がぎりぎりだったが、ミスを最小限に抑えられた。気持ちでこらえることができた。後半になるにつれて落ち着いて演技できた」と振り返りました。
4.【2位】羽生結弦 282.77点
ショートプログラムトップの羽生選手は、冒頭の4回転ループの着氷でバランスを崩しました。続く4回転サルコーは成功しましたが、3回転ジャンプで回転不足の判定や演技後半のトリプルアクセルで転倒するなどジャンプにミスが相次ぎ、172.05と得点が伸びず、フリーでは3位となり、前半との合計282.77で2位でした。5.【3位】鍵山優真 257.99点
3位はジュニアの16歳、鍵山優真選手でした。ショートプログラム7位の鍵山選手は4回転トーループを2本成功してフリーでは2位の180.58をマークし、前半との合計257.99で3位に入りました。6.まとめ
ショート終了時点で、羽生結弦選手が優勝すると思われておりましたが、ふたを開けてみるとフリーで羽生結弦選手のジャンプが乱れ、宇野昌磨選手の逆転勝利でした。宇野昌磨選手は、シニアデビューしてから羽生結弦選手と一緒に出場した大会で、初めて羽生選手を順位で上回ったことについて、「羽生選手が出ていない全日本選手権で3回優勝したが、自分には日本一になった自覚がなかった。日本中の誰もが日本でいちばんうまいのは羽生選手と考えていると思う。自分のスケート人生の大きな目標として羽生選手に一度でいいから勝ってみたかった。自分にとっては特別なこと」と感慨深そうに話していました。羽生結弦選手の演技後、グランプリシリーズ等では大量のプーさんが投げ込まれるシーンが見られましたが、全日本選手権ではそれが禁止されており、ニュースでは「日本人の礼儀正しさ」がアピールされていました。最低限の「礼儀正しさ」は必要かもしれませんが、大量のプーさんが投げ込まれることで会場が盛り上がり、選手のモチベーションが上がった方が楽しい気持ちになれる、勿体ない、と感じました。
男子スケート選手のさらなる活躍を期待しています。
(1)世界フィギュアスケート選手権
【大会概要】大会名称:世界フィギュアスケート選手権
開催期間:2020年3月16日~22日
開催場所:カナダ・モントリオール
昨年参加者:羽生結弦、宇野昌磨、田中刑事
世界フィギュアスケート選手権の出場者は、宇野昌磨、羽生結弦、鍵山優真に決まりました。
(2)四大陸フィギュアスケート選手権
【大会概要】大会名称:四大陸フィギュアスケート選手権
開催期間:2020年2月4日~9日
開催場所:韓国・ソウル
昨年参加者:宇野昌磨、田中刑事、友野一希
参加国は、ヨーロッパを除くアジア、アメリカ、アフリカ、オセアニアの4つの大陸の選手です。強豪のロシア選手は参加できません。各種目ごとに各国最大3名なので、日本女子選手も3名が出場します。
四大陸フィギュアスケート選手権の出場者は、宇野昌磨、羽生結弦、鍵山優真に決まりました。
7.フィギュアスケートの国際大会の一覧
フィギュアスケートの国際大会の一覧はこちらです。・【CS】オータムクラシック
■ 大会名 :オータムクラシック■ 開催期間:9月12日~9月14日
■ 開催地 :オークビル(カナダ)
■ 男子結果:羽生結弦が優勝。
■ 女子結果:紀平梨花が優勝。
・【CS】ロンバルディア杯
■ 大会名 :ロンバルディア杯■ 開催期間:9月13日~9月15日
■ 開催地 :ベルガモ(イタリア)
■ 男子結果:友野一希が7位。
■ 女子結果:樋口新葉が8位。
・【CS】USインターナショナルクラシック
■ 大会名 :USインターナショナルクラシック■ 開催期間:9月19日~9月22日
■ 開催地 :ソルトレイクシティ(アメリカ)
■ 男子結果:田中刑事が優勝、山本草太が準優勝。
■ 女子結果:宮原知子が優勝。
・【CS】ネペラメモリアル
■ 大会名 :ネペラメモリアル■ 開催期間:9月20日~9月22日
■ 開催地 :ブラチスラヴァ(スロバキア)
■ 男子結果:須本光希が5位。
■ 女子結果:坂本花織が準優勝、山下真瑚が6位。
・【CS】ネーベンホルン杯
■ 大会名 :ネーベンホルン杯■ 開催期間:9月25日~28日
■ 開催地 :オーベルストドルフ(ドイツ)
■ 男子結果:島田高志郎が準優勝。
■ 女子結果:本田真凜が5位。
・【団体戦】ジャパンオープン
■ 大会名 :ジャパンオープン■ 開催期間:10月5日
■ 開催地 :さいたまスーパーアリーナ(日本)
■ 出場選手:宇野昌磨、島田高志郎、宮原知子、紀平梨花
■ 大会結果:日本は総合2位。
・【CS】フィンランディア杯
■ 大会名 :フィンランディア杯■ 開催期間:10月11日~10月13日
■ 開催地 :エスポー(フィンランド)
■ 男子結果:宇野昌磨が優勝、山本草太が準優勝。
■ 女子結果:横井ゆは菜が3位。
・【GPS】スケートアメリカ(アメリカ大会)
■ 大会名 :スケートアメリカ(アメリカ大会)■ 開催期間:10月18日~10月20日
■ 開催地 :ラスベガス(アメリカ)
■ 男子結果:友野一希が5位、島田高志郎が10位。
■ 女子結果:坂本花織が4位、樋口新葉が6位、山下真瑚が12位。
・【GPS】スケートカナダ(カナダ大会)
■ 大会名 :スケートカナダ(カナダ大会)■ 開催期間:10月25日~10月27日
■ 開催地 :ケロウナ(カナダ)
■ 男子結果:羽生結弦が優勝、田中刑事が3位。
■ 女子結果:紀平梨花が準優勝、本田真凜が6位。
・【GPS】フランス国際(フランス杯)
■ 大会名 :フランス国際(フランス杯)■ 開催期間:11月1日~11月3日
■ 開催地 :グルノーブル(フランス)
■ 男子結果:宇野昌磨が8位。
■ 女子結果:坂本花織が4位、樋口新葉が6位、白岩優奈が9位。
・【GPS】中国杯
■ 大会名 :中国杯■ 開催期間:11月7日~11月10日
■ 開催地 :重慶(中国)
■ 男子結果:田中刑事が5位。
■ 女子結果:宮原知子が準優勝、本田真凜が7位。
・【GPS】ロステレコム杯(ロシア杯)
■ 大会名 :ロステレコム杯(ロシア杯)■ 開催期間:11月15日~11月17日
■ 開催地 :モスクワ(ロシア)
■ 男子結果:宇野昌磨が4位、友野一希が8位。
■ 女子結果:宮原知子が4位、横井ゆは菜が6位、白岩優奈が10位。
・【GPS】NHK杯
■ 大会名 :NHK杯■ 開催期間:11月22日~11月24日
■ 開催地 :札幌市(日本)
■ 男子結果:羽生結弦が優勝、山本草太が6位、島田高志郎が9位。
■ 女子結果:紀平梨花が準優勝、横井ゆは菜が4位、山下真瑚が5位。
・【GPS】ジュニアグランプリファイナル
■ 大会名 :ISUジュニアグランプリファイナル■ 開催期間:12月5日~12月8日
■ 開催地 :トリノ(イタリア)
■ 男子結果:佐藤駿が優勝、鍵山優真が4位。
・【GPS】グランプリファイナル
■ 大会名 :ISUグランプリファイナル■ 開催期間:12月5日~12月8日
■ 開催地 :トリノ(イタリア)
■ 男子結果:羽生結弦が準優勝。
■ 女子結果:紀平梨花が4位。
・【国内】全日本選手権
■ 大会名 :全日本フィギュアスケート選手権■ 開催期間:12月18日~12月23日
■ 開催地 :国立代々木競技上第一体育館
■ 男子結果:宇野昌磨が優勝、羽生結弦が準優勝。
■ 女子結果:紀平梨花が優勝。
・冬季ユースオリンピック
■ 大会名 :冬季ユースオリンピック■ 開催期間:1月9日~1月16日
■ 開催地 :ローザンヌ(スイス)
■ 男子結果:鍵山優真が優勝。
■ 女子結果:河辺愛菜が4位。
・四大陸フィギュアスケート選手権
■ 大会名 :四大陸フィギュアスケート選手権■ 開催期間:2月4日~2月9日
■ 開催地 :ソウル(韓国)
■ 男子結果:羽生結弦が優勝、鍵山優真が3位。
■ 女子結果:紀平梨花が優勝、樋口新葉が4位、坂本花織が5位。
・【国際B級大会】ババリアンオープン
■ 大会名 :ババリアンオープン■ 開催期間:2月3日~2月9日
■ 開催地 :オーベルストドルフ(ドイツ)
■ 男子結果:佐藤駿が優勝、木科雄登が3位。
■ 女子結果:宮原知子が優勝、本田真凜が準優勝。
・【国際B級大会】チャレンジカップ
■ 大会名 :チャレンジカップ■ 開催期間:2月20日~2月24日
■ 開催地 :デン・ハーグ(オランダ)
■ 男子結果:宇野昌磨が優勝、田中刑事が準優勝。
■ 女子結果:紀平梨花が優勝、横井ゆは菜が準優勝。
・世界ジュニアフィギュアスケート選手権
■ 大会名 :世界ジュニアフィギュアスケート選手権■ 開催期間:3月2日~3月8日
■ 開催地 :タリン(エストニア)
■ 男子結果:鍵山優真が2位、佐藤駿が6位。
■ 女子結果:川畑和愛が11位、河辺愛菜が14位。
・世界フィギュアスケート選手権
■ 大会名 :世界フィギュアスケート選手権■ 開催期間:3月16日~3月23日
■ 開催地 :モントリオール(カナダ)
■ 男子 :宇野昌磨、羽生結弦、田中刑事
■ 女子 :紀平梨花、樋口新葉、宮原知子