将棋で大活躍中の豊島将之八段がついにタイトルを獲得しました。
【7月17日】
羽生棋聖を3勝2敗で破り、棋聖のタイトルを獲得!
【9月27日】
菅井王位を4勝3敗で破り、王位のタイトルを獲得!
棋聖、王位と立て続けにタイトルを獲得し、めでたく豊島二冠となりました。
1.豊島将之二冠誕生!
(1)将棋の八大タイトル
豊島二冠がタイトルを獲得する前は将棋の八大タイトル(竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦)を8名の棋士が1つずつ獲得しており、「群雄割拠の時代に突入!」と言われていました。それもつかの間、豊島二冠になったことで頭ひとつ抜け出し、勢力図が変わってきました。今後のさらなる活躍が期待されます!
(2)棋士ランキングで第2位!
将棋界には、強い棋士に勝つと大きく上がり、弱い棋士に負けると大きく下がるレーティングというものがあります。このランキングで豊島二冠は10月1日の時点で第2位!全棋士の中で常に1,2番目の強さを誇っており、さらなるタイトルの獲得に期待がかかります。
※ 現在の棋士ランキングはこちら。
余談ですが、藤井七段の成績を見てみると、10月1日の時点で第6位!やはり強いです。
(3)次に獲得するタイトルは?
豊島二冠が勝ち進んでいるタイトル戦はあと王将戦。挑戦者決定リーグ戦まで勝ち進んでおり、2019年1月~3月の番勝負に向け対局中です。豊島二冠の活躍を期待しつつ、全タイトル戦の状況を以下にまとめてみました。
2.名人戦
◎ 開催時期予選(順位戦):6月~翌年3月
タイトル戦 :4月~7月
◎ 期
2018年度 第76期:敗退
2019年度 第77期:A級順位戦:4勝0敗
◎ 対局状況
第77期名人戦の順位戦ではA級。4勝0敗。
3.竜王戦
◎ 開催時期予選 :12月~翌年9月
タイトル戦:10月~12月
◎ 期
2018年度 第31期:敗退
2019年度 第32期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第31期竜王戦は決勝トーナメントで深浦康市九段に敗北。
4.王将戦
◎ 開催時期予選 :1月~12月
タイトル戦:翌年1月~3月
◎ 期
2018年度 第68期:挑戦者決定リーグ戦:2勝2敗
2019年度 第69期:
◎ 対局状況
第68期王将戦は挑戦者決定リーグ戦に進出。2勝2敗。
5.王座戦
◎ 開催時期予選 :8月~翌年8月
タイトル戦:9月~10月
◎ 期
2018年度 第66期:敗退
2019年度 第67期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第66期王座戦は二次予選で都成竜馬五段に敗北。
6.王位戦
◎ 開催時期予選 :7月~翌年6月
タイトル戦:7月~9月
◎ 期
2018年度 第59期:タイトル獲得
2019年度 第60期:対局者決定待ち
◎ 対局状況
第59期王位戦の七番勝負で菅井竜也王位に4勝3敗でタイトル獲得。
豊島将之二冠が誕生しました。
7.棋聖戦
◎ 開催時期予選 :5月~翌年4月
タイトル戦:6月~7月
◎ 期
2018年度 第89期:タイトル獲得
2019年度 第90期:対局者決定待ち
◎ 対局状況
第89期ヒューリック杯棋聖戦の五番勝負で羽生善治棋聖に3勝2敗でタイトル獲得。
8.棋王戦
◎ 開催時期予選 :1月~翌年1月
タイトル戦:2月~3月
◎ 期
2018年度 第44期:敗退
2019年度 第45期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第44期棋王戦は挑戦者決定トーナメントで丸山忠久九段に敗北。
9.叡王戦
◎ 開催時期予選 :6月~翌年1月
タイトル戦:4月~6月
◎ 期
2018年度 第3期:敗退
2019年度 第4期:敗退
◎ 対局状況
第4期叡王戦は予選八段戦で橋本崇載八段に敗北。