藤井七段がプロ入りしたのは、2016年10月1日。そこから2年が経ちました。プロ入りから29連勝して一躍有名になり、短期間に昇段して今は七段になっています。もはや新人ではないと言っても過言ではないのですが、新人王戦の規定によると基準日に26歳未満かつ六段以下であれば参戦できるため、今年の新人王戦には出場できます。最後の新人王戦ではありますが、すでに決勝戦まで進出しており、出口若武三段との3番勝負を控えております。
【新人王戦・3番勝負】
第1局目:10月10日 ※9時30分からAbemaTVで放送予定。
第2局目:10月17日
第3局目:10月29日
1.藤井七段の棋士ランキング
棋士の強さを表す指標であるレーティングがありますが、藤井七段のランキングは10/3時点で6位。タイトルを獲得できる可能性は充分あります。
※ちなみに棋士ランキングはこちら。
2.勝ち残っているタイトル戦
今年度、藤井七段が勝ち残っているタイトル戦はありません。タイトル獲得は一番早くても、2019年4月~6月に番勝負を行う叡王戦になります。叡王戦は「段位別予選⇒本戦⇒決勝七番勝負」という流れですが、藤井七段は段位別予選(七段戦)を突破し、本戦進出を決めています。
藤井七段の活躍を期待しつつ、全タイトル戦の状況を以下にまとめてみました。
(1)名人戦
◎ 開催時期予選(順位戦):6月~翌年3月
タイトル戦 :4月~7月
◎ 期
2018年度 第76期:-
2019年度 第77期:-
◎ 対局状況
順位戦ではC級1組。現在4勝0敗。A級になるまで名人にはなれません。
(2)竜王戦
◎ 開催時期予選 :12月~翌年9月
タイトル戦:10月~12月
◎ 期
2018年度 第31期:敗退
2019年度 第32期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第31期竜王戦は決勝トーナメントで増田康宏六段に敗北。
(3)王将戦
◎ 開催時期予選 :1月~12月
タイトル戦:翌年1月~3月
◎ 期
2018年度 第68期:敗退
2019年度 第69期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第68期王将戦は一次トーナメントで井上九段に敗北。
(4)王座戦
◎ 開催時期予選 :8月~翌年8月
タイトル戦:9月~10月
◎ 期
2018年度 第66期:敗退
2019年度 第67期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第66期王座戦は挑戦者決定トーナメントで斎藤慎太郎七段に敗北。
(5)王位戦
◎ 開催時期予選 :7月~翌年6月
タイトル戦:7月~9月
◎ 期
2018年度 第59期:敗退
2019年度 第60期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第59期王位戦の予選で大橋四段に敗北。
(6)棋聖戦
◎ 開催時期予選 :5月~翌年4月
タイトル戦:6月~7月
◎ 期
2018年度 第89期:敗退
2019年度 第90期:一次予選で村田六段と対局予定
◎ 対局状況
第89期ヒューリック杯棋聖戦の一次予選で大橋四段に敗北。
(7)棋王戦
◎ 開催時期予選 :1月~翌年1月
タイトル戦:2月~3月
◎ 期
2018年度 第44期:敗退
2019年度 第45期:(まだ始まっていない)
◎ 対局状況
第44期棋王戦は挑戦者決定トーナメントで菅井竜也王位に敗北。
(8)叡王戦
◎ 開催時期予選 :6月~翌年1月
タイトル戦:4月~6月
◎ 期
2018年度 第3期:敗退
2019年度 第4期:本戦進出
◎ 対局状況
第4期叡王戦は段位別予選・七段戦突破!