2月12日、第69期大阪王将杯王将戦一次予選の2回戦が関西将棋会館で行われ、藤井聡太七段が池永天志四段に153手で勝ちました。この日の対局は池永四段が優位な形勢を保っていましたが、終盤に藤井七段が逆転しました。対局後、藤井七段は「最後までずっと苦しい将棋だった」と振り返りました。
王将戦は一次予選、二次予選を勝ち進むと、7名の棋士総当たり戦で行われる挑戦者決定リーグ戦に進出します。第69期はまだ始まったばかりで、藤井七段は一次予選を戦っています。一次予選で対戦する可能性のある棋士に、大橋貴洸四段・佐々木大地四段がいます。(いづれも藤井七段が負けたことのある棋士)まだタイトル挑戦までの道のりは長く、あと3勝すると二次予選に進みます。
1.第69期王将戦一次予選・2回戦
第69期王将戦一次予選の2回戦で藤井七段は池永四段との対局です。
| 棋戦名 |
第69期王将戦一次予選・2回戦 |
| 対局日 |
2019年2月12日(火) |
| 対局相手 |
池永天志四段 |
| 対局場所 |
関西将棋会館 |
| 持ち時間 |
各3時間 |
| 開始時間 |
午前10:00~ |
| LIVE放送 |
AbemaTV なし ニコニコ生放送 なし |
2.池永天志四段の経歴・成績
池永四段は詰将棋も得意な棋士で、2017年に行われた第14回詰将棋解答選手権では、藤井聡太七段に次ぐ2位を記録しています。また、2018年4月1日に四段になったばかりで、藤井七段とは初顔合わせ。
【池永天志四段】
| 棋士番号 |
314 |
| 生年月日 |
1993年4月20日(25歳) |
| 出身地 |
大阪府大阪市 |
| 師匠 |
小林健二九段 |
| 竜王戦 |
6組 |
| 順位戦 |
C級2組 |
【昇段履歴】
| 日付 |
段位 |
昇段理由 |
| 2006年9月 |
6級 |
奨励会入会 |
| 2010年4月 |
三段 |
|
| 2018年4月1日 |
四段 |
第62回奨励会三段リーグ戦準優勝 |
【総合成績】
| |
対局数 |
勝 |
負 |
勝率 |
| 2018年度 |
30戦 |
17勝 |
13敗 |
0.567 |
| 通算成績 |
30戦 |
17勝 |
13敗 |
0.567 |
※ 2018年4月1日に四段になったばかりです。
【棋士ランキング】
| 順位 |
棋士名 |
レート |
| 5 |
藤井聡太七段 |
1860 |
| 95 |
池永天志四段 |
1518 |
3.勝負めし(昼食)
藤井七段の昼食は「やまがそば」の御弁当(830円)。お昼時のみの限定メニューで、円形容器の2段重ね。上段にごはんや天ぷら、白身魚などが詰まっており、下段の温かいそばも付いたボリュームたっぷりメニュー。
4.対局結果
藤井聡太七段が池永天志四段に153手で勝ちました。この日の対局は池永四段が優位な形勢を保っていましたが、終盤に藤井七段が逆転しました。対局後、藤井七段は「最後までずっと苦しい将棋だった」と振り返りました。
5.藤井七段の成績(2月11日時点)
【総合成績】
| |
対局数 |
勝 |
負 |
勝率 |
| 2018年度 |
44戦 |
37勝 |
7敗 |
0.841 |
| 2017年度 |
73戦 |
61勝 |
12敗 |
0.836 |
| 2016年度 |
10戦 |
10勝 |
0敗 |
1.000 |
| 通算成績 |
127戦 |
108勝 |
19敗 |
0.850 |
【勝率ランキング(2018年度)】
| 順位 |
棋士 |
勝率 |
| 1 |
藤井聡太七段 |
0.841(37勝7敗) |
| 2 |
及川拓馬六段 |
0.806(29勝7敗) |
| 3 |
千田翔太六段 |
0.805(33勝8敗) |
| 4 |
渡辺明棋王 |
0.795(31勝8敗) |
| 5 |
佐々木大地四段 |
0.750(33勝11敗) |
【勝数ランキング(2018年度)】
| 順位 |
棋士 |
勝数 |
| 1 |
広瀬章人竜王 |
39勝 |
| 2 |
藤井聡太七段 |
37勝 |
| 3 |
豊島将之二冠 |
34勝 |
| 3 |
大橋貴洸四段 |
34勝 |
【棋士ランキング】
| 順位 |
棋士 |
レート |
| 1 |
渡辺明棋王 |
1915 |
| 2 |
広瀬章人竜王 |
1895 |
| 3 |
豊島将之二冠 |
1883 |
| 4 |
永瀬拓矢七段 |
1864 |
| 5 |
藤井聡太七段 |
1860 |