2019年2月16日(土)に「東京・有楽町朝日ホール」で第12回朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントが行われ、準決勝で藤井聡太七段は行方尚史八段と対局。120手で藤井七段が勝利しました。もう一つの準決勝で渡辺明棋王が千田翔太六段に勝ち、決勝戦の相手は絶好調の渡辺明棋王。決勝戦の結果は、128手で藤井七段の勝利。みごと優勝し、朝日杯2連覇を成し遂げました。朝日杯の連覇は羽生善治九段が平成25年~27年に3連覇して以来、史上2人目の連覇となりました。
対局後、藤井七段は「去年に続いて、会場で指せることを楽しみにしていました。自分にとっても非常に大きな対局でした。その中で、しっかり1手1手考えて、自分なりに指すことができたのが、この結果につながったのかなと思います」とコメントしました。
1.朝日杯将棋オープン戦・本戦トーナメント(2月16日)
2月16日に朝日杯・準決勝に出場する棋士は、藤井聡太七段・行方尚史八段・渡辺明棋王・千田翔太六段です。持ち時間40分の短期決戦。この日の対局で2勝すると、第12回朝日杯の優勝者となります。
棋戦名 |
第12回朝日杯将棋オープン戦 本戦トーナメント |
優勝賞金 |
750万円 |
対局日 |
2019年2月16日 |
対局相手 |
行方尚史八段 |
対局場所 |
東京・有楽町朝日ホール |
持ち時間 |
各40分 |
開始時間 |
午前10:00~ |
LIVE中継 |
AbemaTV 午前9:30~ |
【準決勝】藤井七段 VS 行方八段 ⇒藤井七段の勝利
2月16日、朝日杯準決勝で藤井七段は行方八段と対局し、藤井七段が120手で勝利しました。2年連続となる決勝戦進出を決めました。
【準決勝】渡辺棋王 VS 千田六段 ⇒渡辺棋王の勝利
2月16日、朝日杯準決勝で渡辺棋王は千田六段と対局し、渡辺棋王が105手で勝利しました。
【決勝】 藤井七段 VS 渡辺棋王 ⇒藤井七段が優勝!
2月16日、朝日杯決勝で藤井七段は渡辺棋王と対局し、藤井七段が128手で勝利しました。みごと優勝し、朝日杯2連覇を成し遂げました。
2.藤井七段の勝負めし
藤井七段が選んだ勝負めしは、ふんわり天津炒飯、七種の彩り春雨サラダ、濃深(こくぶか)生チョコロールケーキこちらです。
3.棋士ランキング(2月12日時点)
2月12日時点の棋士ランキングはこちらです。
【棋士ランキング】
順位 |
棋士 |
レート |
1 |
渡辺明棋王 |
1915 |
5 |
藤井聡太七段 |
1862 |
7 |
千田翔太六段 |
1820 |
31 |
行方尚史八段 |
1720 |
※最新の棋士ランキングはこちらです。
4.藤井七段の成績(2月12日時点)
2月12日時点の藤井七段の成績です。
【藤井聡太七段】
棋士番号 |
307 |
生年月日 |
2002年7月19日(16歳) |
出身地 |
愛知県瀬戸市 |
師匠 |
杉本昌隆七段 |
竜王戦 |
4組 |
順位戦 |
C級1組 |
【昇段履歴】
日付 |
段位 |
昇段理由 |
2012年9月 |
6級 |
奨励会入会 |
2016年4月 |
三段 |
|
2016年10月1日 |
四段 |
第59回奨励会三段リーグ戦優勝 |
2018年2月1日 |
五段 |
順位戦C級1組昇級 |
2018年2月17日 |
六段 |
五段昇段後全棋士参加棋戦優勝 |
2018年5月18日 |
七段 |
竜王ランキング戦連続昇級 |
【総合成績】
|
対局数 |
勝 |
負 |
勝率 |
2018年度 |
45戦 |
38勝 |
7敗 |
0.844 |
2017年度 |
73戦 |
61勝 |
12敗 |
0.836 |
2016年度 |
10戦 |
10勝 |
0敗 |
1.000 |
通算成績 |
128戦 |
109勝 |
19敗 |
0.852 |
【勝率ランキング(2018年度)】
順位 |
棋士 |
勝率 |
1 |
藤井聡太七段 |
0.844(38勝7敗) |
2 |
及川拓馬六段 |
0.806(29勝7敗) |
3 |
渡辺明棋王 |
0.800(32勝8敗) |
4 |
千田翔太六段 |
0.786(33勝9敗) |
5 |
永瀬拓矢七段 |
0.758(25勝8敗) |
【勝数ランキング(2018年度)】
順位 |
棋士 |
勝数 |
1 |
広瀬章人竜王 |
39勝 |
2 |
藤井聡太七段 |
38勝 |
3 |
豊島将之二冠 |
34勝 |
3 |
大橋貴洸四段 |
34勝 |
5.行方尚史八段の経歴・成績
行方尚史八段の経歴・成績をご紹介します。準決勝で対局する行方八段は藤井七段とは初顔合わせ。
【行方尚史八段】
棋士番号 |
208 |
生年月日 |
1973年12月30日(45歳) |
出身地 |
青森県弘前市 |
師匠 |
(故)大山康晴十五世名人 |
竜王戦 |
3組(1組:7期) |
順位戦 |
B級1組(A級:6期) |
【昇段履歴】
日付 |
段位 |
昇段理由 |
1986年 |
6級 |
奨励会入会 |
1990年 |
初段 |
|
1993年10月1日 |
四段 |
プロ入り |
1995年10月1日 |
五段 |
竜王ランキング戦連続2回優勝 |
1999年6月21日 |
六段 |
勝数規定 |
2004年4月1日 |
七段 |
順位戦B級1組昇級 |
2007年4月1日 |
八段 |
順位戦A級昇級 |
【総合成績】
|
対局数 |
勝 |
負 |
勝率 |
2018年度 |
33戦 |
18勝 |
15敗 |
0.545 |
通算成績 |
1020戦 |
622勝 |
398敗 |
0.610 |
6.渡辺明棋王の経歴・成績
渡辺棋王の経歴・成績をご紹介します。
【渡辺明棋王】
棋士番号 |
235 |
生年月日 |
1984年4月23日(34歳) |
出身地 |
東京都葛飾区 |
師匠 |
所司和晴七段 |
竜王戦 |
1組(1組以上:12期) |
順位戦 |
B級1組(A級:8期) |
【昇段履歴】
日付 |
段位 |
昇段理由 |
1994年 |
6級 |
|
1997年 |
初段 |
|
2000年4月1日 |
四段 |
第26回奨励会三段リーグ戦優勝 |
2003年4月1日 |
五段 |
順位戦C級1組昇級 |
2004年10月1日 |
六段 |
竜王挑戦 |
2005年10月1日 |
七段 |
竜王獲得 |
2005年11月17日 |
八段 |
竜王1期 |
2005年11月30日 |
九段 |
竜王2期、史上最年少九段 |
【総合成績】
|
対局数 |
勝 |
負 |
勝率 |
2018年度 |
38戦 |
30勝 |
8敗 |
0.789 |
通算成績 |
919戦 |
605勝 |
314敗 |
0.658 |
7.千田翔太六段の経歴・成績
千田六段の経歴・成績をご紹介します。
【千田翔太六段】
棋士番号 |
291 |
生年月日 |
1994年4月10日(24歳) |
出身地 |
大阪府箕面市 |
師匠 |
森信雄七段 |
竜王戦 |
4組 |
順位戦 |
B級2組 |
【昇段履歴】
日付 |
段位 |
昇段理由 |
2006年9月 |
6級 |
奨励会入会 |
2010年4月 |
三段 |
|
2013年4月1日 |
四段 |
第52回奨励会三段リーグ優勝 |
2015年2月12日 |
五段 |
順位戦C級1組昇級 |
2016年12月16日 |
六段 |
棋王戦タイトル挑戦 |
【総合成績】
|
対局数 |
勝 |
負 |
勝率 |
2018年度 |
42戦 |
33勝 |
9敗 |
0.786 |
通算成績 |
295戦 |
214勝 |
81敗 |
0.725 |