2019年3月31日、詰将棋の解答力日本一を決める第16回詰将棋解答選手権チャンピオン戦が行われました。注目の藤井七段は幼稚園の頃から詰め将棋を始め、同選手権には7歳から出場しています。小学6年のときには史上最年少で初優勝。それ以来、4連覇を達成しています。藤井聡太七段は98.5点で優勝し、みごと5連覇を果たしました。準優勝は96点の斎藤慎太郎王座でした。
名古屋会場で参加した藤井聡太七段。午前中は55分で解答用紙を提出しましたが、誤記があり0.5点の減点に。午後は第9問目で苦戦していたこともあり、誤記が2か所ありました(合計1点減点)。藤井七段は合計98.5点でした。
1.詰将棋解答選手権の概要
詰将棋解答選手権の概要はこちらです。大会名 | 第16回詰将棋解答選手権 | |
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場所 | 大阪会場、東京会場、(名古屋会場) | |
開催日 | 2019年3月31日(日) | |
内 容 | 前半戦 | 競技開始は11時10分。90分以内に5題を解答。 |
後半戦 | 競技開始は14時。90分以内に5題を解答。 | |
その他 | 問題は39手以内。前後半戦の合計成績の順位を全国で併せて算出します。 |
2.藤井七段の成績
藤井七段の過去からの成績はこちらです。開催日 | 開催回 | 優勝 | 2位 | 3位 |
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2015年3月29日 | 第12回 | 藤井聡太二段(12歳) (100点 / 159分) |
山田康平アマ (91点 / 174分) |
宮田敦史六段 (90点 / 120分) |
2016年3月27日 | 第13回 | 藤井聡太三段(13歳) (90点 / 110分) |
黒川智記三段 (90点 / 140分) |
若島正アマ (90点 / 169分) |
2017年3月26日 | 第14回 | 藤井聡太四段(14歳) (91点 / 114分) |
池永天志三段 (90点 / 152分) |
宮田敦史六段 (90点 / 159分) |
2018年3月25日 | 第15回 | 藤井聡太六段(15歳) (100点 / 145分) |
宮田敦史六段 (94点 / 180分) |
及川拓馬六段 (82点 / 180分) |
2019年3月31日 | 第16回 | 藤井聡太六段(16歳) (98.5点 / 145分) |
斎藤慎太郎王座 (96点 / 175分) |
宮田敦史七段 (90点 / 151分) |
3.今回の成績
今回チャンピオン戦に参加した上位陣の成績です。5連覇を達成した藤井七段、誤記により満点は逃しましたが、みごと優勝しました。順位 | 氏名 | 会場 | 第1ラウンド | 第2ラウンド | 総合成績 | |||
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得点/50 | 時間/90 | 得点/50 | 時間/90 | 得点/100 | 時間/180 | |||
1 | 藤井聡太七段 | 名古屋 | 49.5点 | 55分 | 49点 | 90分 | 98.5点 | 145分 |
2 | 斎藤慎太郎王座 | 名古屋 | 46点 | 90分 | 50点 | 85分 | 96点 | 175分 |
3 | 宮田敦史七段 | 東京 | 50点 | 61分 | 40点 | 90分 | 90点 | 151分 |
4 | 山田康平アマ | 大阪 | 50点 | 70分 | 33点 | 90分 | 83点 | 160分 |
5 | 折田翔吾アマ | 大阪 | 42点 | 90分 | 40点 | 90分 | 82点 | 180分 |
6 | 石川優太三段 | 名古屋 | 41点 | 90分 | 40点 | 90分 | 81点 | 180分 |
7 | 井上徹也アマ | 東京 | 40点 | 90分 | 40点 | 90分 | 80点 | 180分 |
7 | 小山直希三段 | 東京 | 40点 | 90分 | 40点 | 90分 | 80点 | 180分 |
9 | 柳澤瑛 | 東京 | 40点 | 90分 | 39.5点 | 90分 | 79.5点 | 180分 |
10 | 服部慎一郎三段 | 大阪 | 42点 | 88分 | 33点 | 90分 | 75点 | 178分 |