2021年8月16日(月)、第71期王将戦 二次予選 決勝で、藤井聡太二冠が稲葉陽八段と対局し、106手で勝利しました。前期陥落した挑戦者決定リーグ戦に即復帰を果たしました。
この対局で、まずリードを奪ったのは藤井二冠でした。藤井二冠の優勢で進みましたが、稲葉八段は辛抱をしたあと、強く反撃に出て、形勢が逆転しました。稲葉八段は王手をかけて藤井玉に迫り、対戦成績2勝3敗と苦手にしている稲葉八段がそのまま勝利すると感じましたが、いつしか互角の形勢となりました。最後は粘る藤井二冠が優勢となり、きれいに稲葉玉を詰ませませました。決して楽勝ではない、粘った末の見事な勝利でした。
挑戦者決定リーグ戦での活躍、さらには王将戦のタイトル獲得を期待しています。
※ 藤井聡太二冠のタイトル戦の対局結果はこちら
⇒【藤井聡太】タイトル戦の対局結果2021~目指せ八冠!~
1.第71期王将戦 二次予選 決勝
第71期王将戦 二次予選 決勝の概要、ルール、放送予定をお伝えします。(1)概要
■ 棋戦名 :第71期王将戦 二次予選 決勝■ 対局日 :2021年8月16日(月)
■ 対局相手:稲葉陽八段
■ 対局場所:関西将棋会館
■ 持ち時間:3時間
(2)放送予定
■ AbemaTV■ 将棋プレミアム→こちら
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(3)稲葉陽八段の紹介
■ 棋士番号:269■ 生年月日:1988年8月8日(33歳)
■ 出身地 :兵庫県西宮市
■ 師匠 :井上慶太九段
■ 竜王戦 :1組(1組:5期)
■ 順位戦 :B級1組(A級:5期)
■ 今年度の成績 :8勝7敗(0.5333)
■ 対局数ランキング:17位(15対局)
■ 過去の対戦成績 :藤井二冠の2勝3敗。
2.対局結果
2021年8月16日に王将戦 二次予選 決勝で、藤井聡太二冠が稲葉陽八段と対局し、106手で勝利しました。3.2021年度の成績
藤井聡太二冠の2021年度の成績はこちらです。(2021/8/15 時点)対局数 | 勝 | 負 | 勝率 | |
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通算成績 | 277戦 | 233勝 | 44敗 | 0.841 |
対局数 | 勝 | 負 | 勝率 | |
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2021年度 | 24戦 | 20勝 | 4敗 | 0.833 |
2020年度 | 52戦 | 44勝 | 8敗 | 0.846 |
2019年度 | 65戦 | 53勝 | 12敗 | 0.815 |
2018年度 | 53戦 | 45勝 | 8敗 | 0.849 |
2017年度 | 73戦 | 61勝 | 12敗 | 0.836 |
2016年度 | 10戦 | 10勝 | 0敗 | 1.000 |
順位 | 棋士 | 勝率 |
---|---|---|
1 | 本田奎五段 | 0.875(14勝-2敗) |
2 | 髙見泰地七段 | 0.857(6勝-1敗) |
3 | 藤井聡太二冠 | 0.833(20勝-4敗) |
4 | 伊藤匠四段 | 0.800(16勝-4敗) |
4 | 西田拓也五段 | 0.800(12勝-3敗) |
4 | 森内俊之九段 | 0.800(8勝-2敗) |
4 | 井田明宏四段 | 0.800(8勝-2敗) |
8 | 冨田誠也四段 | 0.786(11勝-3敗) |
順位 | 棋士 | 対局数 |
---|---|---|
1 | 藤井聡太二冠 | 24 |
2 | 斎藤明日斗四段 | 21 |
3 | 木村一基九段 | 20 |
3 | 斎藤慎太郎八段 | 20 |
3 | 池永天志五段 | 20 |
3 | 伊藤匠四段 | 20 |
7 | 三枚堂達也七段 | 19 |
8 | 服部慎一郎四段 | 18 |
順位 | 棋士 | 勝数 |
---|---|---|
1 | 藤井聡太二冠 | 20勝 |
2 | 斎藤明日斗四段 | 16勝 |
2 | 伊藤匠四段 | 16勝 |
4 | 池永天志五段 | 15勝 |
5 | 本田奎五段 | 14勝 |
5 | 服部慎一郎四段 | 14勝 |
4.棋士ランキング
藤井聡太二冠の棋士ランキングはこちらです。(2021/8/15 時点)順位 | 棋士 | レート |
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1 | 藤井聡太二冠 | 2053 |
2 | 渡辺明名人 | 1936 |
3 | 豊島将之竜王 | 1929 |
4 | 永瀬拓矢叡王 | 1924 |
5 | 斎藤慎太郎八段 | 1852 |
6 | 広瀬章人八段 | 1832 |
7 | 糸谷哲郎八段 | 1807 |
8 | 木村一基九段 | 1801 |
9 | 羽生善治九段 | 1794 |
10 | 近藤誠也七段 | 1790 |