2019年1月20日(日)に愛知県名古屋市にある「ポートメッセなごや」で第12回朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントが行われ、藤井聡太七段と稲葉陽八段が対局。藤井七段が98手で稲葉八段を破りました。その後同日に行われた対局でも、藤井七段が96手で糸谷哲郎八段を破り、ベスト4に進出しました。2連覇まであと2勝としました。後日行われる準決勝では行方尚史八段と対局します。
1.朝日杯将棋オープン戦・本戦トーナメント(1月20日)
1月20日に出場する棋士は、藤井聡太七段・稲葉陽八段・佐藤天彦名人・糸谷哲郎八段です。この日の対局で2勝すると、2月16日に行われる準決勝・決勝に進みます。棋戦名 | 第12回朝日杯将棋オープン戦 本戦トーナメント |
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優勝賞金 | 750万円 |
対局日 | 2019年1月20日 |
対局相手 | 稲葉陽八段 |
対局場所 | ポートメッセなごや |
持ち時間 | 各40分 |
開始時間 | 午前10:00~ |
LIVE中継 | AbemaTV 午前9:25~ |
【1回戦】稲葉八段 VS 藤井七段 ⇒ 藤井勝利!
稲葉八段と藤井七段が対局し、藤井七段が98手で稲葉八段に勝利しました。藤井七段は事前に研究していた「用意の一手」を放って優位に立ち、リードを保って押し切りました。【1回戦】佐藤名人 VS 糸谷八段 ⇒ 糸谷勝利!
佐藤名人と糸谷八段が対局し、糸谷八段が126手で佐藤名人に逆転勝ちしました。【2回戦】糸谷八段 VS 藤井七段 ⇒ 藤井勝利!
糸谷八段と藤井七段が対局し、藤井七段が96手で糸谷八段に勝利しました。終局後、藤井七段は「早い段階から変化の多い将棋で、常に不安定な形での戦いでしたが、自分なりに思い切り指せたことが勝利に結び付いたと思います。地元で多くの人に対局を見てもらえてうれしかったです。次回も思い切りぶつかっていきたい」とコメントしました。2.藤井七段の勝負メシ
藤井七段の勝負メシは「ジャンボ海老フライセット」(ジャンボ海老フライ2本、手羽先2本、ミニきしめん、ごはん、漬物)でした。大きな海老フライが特に美味しそうです!3.棋士ランキング(1月19日時点)
トップ棋士・藤井七段や対局相手を含めた棋士ランキング(1月19日時点)は次のとおりです。棋士 | 順位 | レート | 順位戦 |
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1 | 広瀬章人竜王 | 1928 | A級 |
2 | 渡辺明棋王 | 1890 | B級1組 |
3 | 豊島将之二冠 | 1871 | A級 |
4 | 永瀬拓矢七段 | 1855 | B級2組 |
5 | 藤井聡太七段 | 1855 | C級1組 |
6 | 羽生善治九段 | 1847 | A級 |
7 | 佐藤天彦名人 | 1839 | 名人 |
8 | 千田翔太六段 | 1820 | B級2組 |
9 | 斎藤慎太郎王座 | 1806 | B級1組 |
10 | 糸谷哲郎八段 | 1797 | A級 |
11 | 久保利明王将 | 1787 | A級 |
12 | 稲葉陽八段 | 1787 | A級 |
※ 最新の棋士ランキングはこちらをご覧ください。
4.藤井七段への応援メッセージ
この対局は多くのファンを前に公開で行われました。A級棋士に快勝した藤井七段は「自分なりに思い切り指せた。今年も準決勝という舞台で戦えることをうれしく思う」とコメントしました。(朝日杯将棋オープン戦の2回戦で糸谷八段に勝ち、感想戦で笑顔を見せる藤井七段)
藤井七段は昨年2月17日、第11回朝日杯将棋オープン戦で見事優勝しており、五段から六段に昇段しました。あれから1年経ちますが、ディフェンディングチャンピオンとして参加する本戦で、優勝目指して頑張って欲しいです。応援しています!