2019年2月6日(日本時間7日)に男子ショートプログラムの滑走順抽選があり、宇野昌磨選手は22番目、友野一希選手は18番目、田中刑事選手は20番滑走になりました。
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【滑走順と滑走時刻】
18番目・友野一希 13時52分
20番目・田中刑事 14時05分
22番目・宇野昌磨 14時41分
※ 時間は全て日本時間の2月8日。
1.宇野選手の右足首捻挫の状態は?(2月5日)
2月5日(日本時間6日)、宇野選手は公式練習で最終調整をしました。公式練習では全日本選手権で痛めた右足首の影響があり、4回転フリップが精彩を欠いた状態。大幅に難度を落とした演技構成で四大陸選手権に挑むことになりそうです。ショートの音楽を流した公式練習では4回転トーループ、サルコー&トーループの2連続3回転ジャンプ、トリプルアクセルを跳び、得点源の4回転フリップを外しました。関係者によると、フリーではほとんど練習を積めていない4回転サルコーを回避する方針。4回転フリップを構成に入れるかどうかは今後の状態を見て判断する模様。現在の状態については「試合に出られる状態まで回復の目途も立っていますが2試合(四大陸選手権とチャレンジカップ)出るには正直まだ足の不安もある」とし、「怪我が悪化しないように細心の注意を払って練習していますので引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします」とコメントしました。本調子でない中の四大陸選手権になりますが、その中でどこまで得点をのばせるか?宇野選手、無理せず頑張って欲しいです。
2.火災騒動のハプニング(2月5日)
2月5日(日本時間6日)、アナハイム近郊の練習会場で調整していましたが、男子フィギュア選手たちを思わぬハプニングが直撃しました。田中選手のショートプログラムの曲かけの途中で音楽がストップ。照明が点滅し、突然「May I have your attention please」と館内放送が響きました。建物内で火災を感知しましたが、幸い誤作動だった模様。音響機材が使用できず、約10分間無音での連取となりました。ハプニング発生直後は困惑した表情を浮かべた選手たちも、冷静に気持ちを切り替え、エッジが氷を削る音のみが響くスケートリンクの上で練習を続けました。3.出るからにはハンデはない!(2月6日)
2月6日(日本時間7日)、右足首の故障明けで初優勝を狙う男子の宇野選手は大会会場で公式練習に臨み、「出るからにはハンデはない。けががあるからとか全く理由にならない。頑張るだけ」とコメント。強い気持ちで大会に臨んでいる姿が伺えます。昨年12月の全日本選手権で右足首を捻挫。約10日の静養をはさんで練習を始めましたが、患部をひねって痛みが再発。1週間休んで練習を再開も、再び右足首に捻挫を負いました。故障を抱えたまま1月31日に現地入りして調整を進め「今はどの動きをやっても痛みはない」とコメント。充分な練習ができず、本調子でない中での四大大会となりますが、「最善を尽くしてより良い順位を取りたい」と力を込めました。
フリーではできれば3本、ショートでは1本の4回転ジャンプで臨む予定。「頑張るだけかなと思う。練習してきたわけではないので、自分を信じるとかじゃない。こっちに着いてから練習してきたことを試合にぶつけることが必要だと思うので、頑張りたい」とコメント。本番演技でも宇野選手の実力が発揮できることを祈っています。