先日、ホリエモンとキンコン西野の共著「バカとつき合うな」という本を読んでみました。本当の自由を求めて、一般的に当たり前のことで疑いようのない常識だと思われていることを「バカ」という言葉を使って「これ間違違っているんじゃない?」と問い掛けをしている本です。「バカ」という言葉を使っていることもあり賛否両論あるかと思いますが、この本の中で気になったところを取り上げてみます。
1.我慢を美徳にしたがるバカ
少し長いですが、「我慢を美徳にしたがるバカ」という章の一部を抜粋します。<抜粋1>
いろんなルールや課題に、それがどんな意味を持つものか納得していなくても、耐えて我慢するということを刷り込まれる。それがいいことだと刷り込まれる。結果、それが転じて、耐えて我慢すること自体がいいことだと誤解し始める人がいます。
<抜粋2>
確かに我慢することがいいことと思ってしまうこともあります。
でも実際はそうではなくて、例えば、「我慢して勉強して知識が身についた」のなら、我慢したことがいいことではなく、知識が身についたことがいいこと(今後役に立つという意味で)です。そう考えると、実際に我慢したのかもしれないですが「我慢して」という部分は要らず、「勉強して知識が身についた」が本質的な部分です。
我慢を美徳にしたがる人は、もしかすると「我慢して」という言葉を良く使う人かもしれません。
似たような言葉で「努力することはいいこと」なのかを考えてみました。「努力とは目標の実現のため、心身を労してつとめること」です。努力には目標があり、努力を続けると実力がついてきます。次に「我慢とは辛い事を耐え忍ぶこと」です。我慢には目標がなく、我慢を続けると心身ともに健康を損ねてしまいます。そう考えると我慢することは悪いことです。
とは言っても、我慢せず生活することは現実的ではありません。協調性も大事なので、我慢しないといけない時もあります。必要のない我慢を見つけて、我慢を止めることが健康のため・自由のために大切だと思います。
2.やりたくてやっていることを大事にしてください
ホリエモンは本の中で「やりたくてやっていることを大事にしてください」と書いています。私も大事にしていることがあります。私はテニスが趣味で、結婚して子供ができてからも、テニスを続けています。自分のサークル主催のテニス大会も続けています。周りにやるなと言われても「やりたくてやっていること」「絶対に譲れないこと」なので、これだけは今後も続けていきます。我慢することが多い人は「やりたいこと」を見つけることをおススメします。我慢ばかりしていると体を壊してしまいます。我慢する時もあれば我慢せずに「やりたいこと」をやる時が無いと、心のバランスが取れないと思います。最初の一歩は勇気がいるかもしれませんが、続けていくうちに習慣になっていきます。