2019年1月14日から開催されている全豪オープン(オーストラリア)の1回戦で錦織選手は、予選を勝ち抜いてきた世界ランク176位のカミル・マイシュジャク選手(ポーランド)と対戦し、相手選手の棄権により勝利しました。これにより錦織選手は2回戦へ駒を進めました。試合時間は2時間48分。
※ 全豪オープン1回戦以外も含めた錦織選手の試合結果はこちらです。
(関連記事 ⇒ 【錦織圭】全豪オープン2019(テニス・試合予定・速報結果))
大会名 | 全豪オープン |
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場所 | オーストラリア(メルボルン) |
コート | ハード(室外) |
開催期間 | 2019年1月14日 ~ 2019年1月27日 |
出場選手数 | 128 |
グレード | ATP2000(グランドスラム) |
賞金総額 | 6250万豪ドル (約48.8億円) 優勝賞金:410万豪ドル(約3.2億円) |
前回大会の優勝者 | ロジャー・フェデラー |
テレビ放送 | WOWOW ⇒ 独占LIVE放送(第1日無料放送) NHK総合 ⇒ 録画放送 |
1.錦織選手の1回戦(1月15日)
錦織選手は予選3試合を勝ち抜いてきた世界ランク176位のカミル・マイシュジャク選手と1回戦で対戦しました。最初、マイシュジャク選手の勢いに押され、セットカウント0-2と後が無い状態になりましたが、予選3試合を行ってきたマイシュジャク選手が疲労によりに肉体的に限界となり、第5セットで棄権しました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | SET | 結果 |
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K.マイシュジャク | 6 | 7(8) | 0 | 2 | 0 | 2(棄権) | |
錦織圭 | 3 | 6(6) | 6 | 6 | 3 | 2 | 勝利! |
【第1セット】3-6で落とす
第1ゲームで早速錦織選手がブレークのチャンスを得ますがマイシュジャク選手がここを凌ぎます。第2ゲームはマイシュジャク選手の強烈なバックハンドでポイントを奪われるも錦織選手がキープ。第3ゲームはマイシュジャク選手のサービスが素晴らしく、ラブゲームでキープ。第4ゲームはダブルフォルトがありましたが錦織選手がキープ。第5ゲームでも錦織選手が2本のブレークポイントを握りますが、ここも凌がれてしまいます。第6ゲームで錦織選手はダブルフォルトとミスが重なってしまい、マイシュジャク選手にラブゲームでブレークを許してしまいます。第7ゲームはマイシュジャク選手の強烈なショットが光ってキープ。第8ゲームの錦織選手は2本のミスがありましたが、この試合初のサービスエースを決めてキープ。錦織選手の3-5で迎えた第9ゲーム、マイシュジャク選手の強烈なフォアハンドショットが要所で決まりこのゲームをキープ。錦織選手はゲームカウント3-6で第1セットを落としました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | セット |
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K.マイシュジャク | K | K | K | B | K | K | 6 | |||
錦織圭 | K | K | K | 3 |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
【第2セット】6-8で落とす
第1ゲームからマイシュジャク選手が2本のブレークポイントを握りましたが錦織選手がスライスの応酬から計21本のラリーを制し、このゲームで粘りのキープを見せました。第2ゲームは錦織選手が一時リードしましたがマイシュジャク選手がキープ。第3ゲームは錦織選手が要所でウィナーを決めてキープ。第4ゲームはマイシュジャク選手が2本のサービスエースを決めてキープ。第6ゲームに錦織選手は2本のブレークポイントを握りますがマイシュジャク選手が凌ぐ。第7ゲームはマイシュジャク選手が3本のブレークチャンスを得ます。錦織選手が2本を返しましたが最後はマイシュジャク選手の強烈なリターンエースでブレークを許してしまいます。第9ゲームは錦織選手がサービスエースと3本のウィナーを決めてキープ。第10ゲームで錦織選手はブレークポイントを握りラブゲームでブレークバックに成功。第12ゲームは錦織選手が粘りを見せてデュースに持ち込みますがマイシュジャク選手がキープし、タイブレークに突入。お互いにミニブレークを重ねますが最終的に8-6とマイシュジャク選手がタイブレークを制しました。錦織選手は第2セットを落としてセットカウント0-2となり、後が無くなりました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | セット |
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K.マイシュジャク | K | K | K | B | K | K | T | 7(8) | ||||||
錦織圭 | K | K | K | K | B | K | 6(6) |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
【第3セット】6-0で奪い返す
第1ゲームからマイシュジャク選手のダブルフォルトと錦織選手のリターンエースにより錦織選手がいきなりブレーク。第2ゲームはバックハンドの打ち合いとなりましたが、そのラリー戦を錦織選手が制してラブゲームでキープ。第3ゲーム、予選3試合を勝ち上がったマイシュジャク選手は右手が痙攣を起こし始め、サーブがなかなか決まらないようになり錦織選手がブレーク。第4ゲームになると左足にも不調が見えるマイシュジャク選手、このゲームも錦織選手がキープ。続く第5、第6ゲームも錦織選手が連取し、このセットを6-0で奪い返しました。セットカウントは錦織選手から1-2としました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | セット |
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K.マイシュジャク | 0 | ||||||
錦織圭 | B | K | B | K | B | K | 6 |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
【第4セット】6-2で奪い、セットカウント2-2に!
第1ゲームはマイシュジャク選手が2ポイントを先取しますが、そこから錦織選手が4連続でポイントを奪いブレークに成功。第2ゲームでもマイシュジャク選手が粘りを見せデュースに持ち込みますが錦織選手がサービスエースを決めてキープ。第5ゲームからマイシュジャク選手に力強さが戻りこのゲームをキープ。錦織選手の5-2で迎えた第8ゲーム、危なげなくサービスをキープした錦織選手が第3セットに続き第4セットも連取。セットカウント2-2で勝負は最終セットへもつれ込みました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | セット |
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K.マイシュジャク | K | K | 2 | ||||||
錦織圭 | B | K | B | K | K | K | 6 |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
【第5セット】3-0、相手選手の棄権により勝利!
第1ゲームから攻める錦織選手は2本のフォアハンドウィナーを決めてブレークポイントを握り、最後はマイシュジャク選手のミスでこのゲームをブレーク。第2ゲームはマイシュジャク選手が随所に力のあるショットを放ちますがミスが目立ち錦織選手がキープ。第3ゲームになってもドロップショットを拾うなど錦織選手の足がよく動いていました。2連続のリターンエースも決めてラブゲームでブレークに成功。このゲームが終わったところでマイシュジャク選手が途中棄権を申し入れ、錦織選手の勝利が決まりました。選手 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | セット |
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K.マイシュジャク | 0(棄権) | ||||||
錦織圭 | B | K | B | 3 |
※K … キープ、B … ブレーク、T … タイブレーク
2.世界ランキング(1月12日時点)
トップ選手および錦織選手の対戦相手の世界ランキング(1月12日時点)はこちらです。錦織選手より世界ランクが低くてもどの選手も強いので、あくまでも目安としてご覧ください。ランク | 選手 | 国 | ポイント |
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1 | N.ジョコビッチ | セルビア | 9,135 |
2 | R.ナダル | スペイン | 7,480 |
3 | R.フェデラー | スイス | 6,420 |
4 | A.ズベレフ | ドイツ | 6,385 |
5 | J.デルポトロ | アルゼンチン | 5,300 |
6 | K.アンダーソン | 南アフリカ | 4,810 |
7 | M.チリッチ | クロアチア | 4,160 |
8 | D.ティエム | オーストリア | 4,095 |
9 | 錦織圭 | 日本 | 3,750 |
10 | J.イスナー | アメリカ | 3,155 |
73 | I.カロビッチ | クロアチア | 739 |
176 | K.マイシュジャク | ポーランド | 291 |
3.錦織選手への応援メッセージ
全豪オープン1回戦で勝った錦織選手は「もうちょっと精度が、どのショットも上がっていけば、プレーが良くなってくると思います。今日はすごく相手が良かったですが、自分も悪い訳ではなかったので、相手に賞賛を送りたいですね。」とコメントしました。2回戦では世界ランク73位のI.カロビッチ選手と対戦します。I.カロビッチ選手は身長211cmのビッグサーバー。相手のサービスをどう攻略するかが勝利へのカギとなります。(関連記事 ⇒ 【錦織圭】全豪オープン2019の2回戦で身長211cmの選手との激闘制す!)
1月17日に行われる2回戦も錦織選手の勝利を期待して引き続き応援します!