2019年4月11日(木)から4月14日(日)まで、第6回世界フィギュアスケート国別対抗戦がマリンメッセ福岡(福岡県福岡市)で開催されています。国別対抗戦への出場権がある国は、グランプリシリーズ/ファイナル・世界選手権などの大会で、各国の選手が獲得したポイントを基準にした世界ランキング上位6ヵ国のみ。第6回目の国別対抗戦となる今回出場できるのは、日本・ロシア・アメリカ・フランス・イタリア・カナダです。前回金メダルを獲得している日本は、今回連覇をかけて世界に挑みます。
4月11日(木)に行われた女子ショートで紀平梨花選手は世界最高得点を更新する83.97点をマーク。紀平選手は「今までは本当の笑顔はなかったけど、今回は本当の笑顔が出せた」とコメント。男子ショートで宇野昌磨選手は4回転―3回転の連続ジャンプを決められず、92.78点で3位でした。
4月13日(土)に行われた女子フリーでは、10番滑走で登場した坂本花織選手は自己ベストを更新する滑りを見せ、3位となりました。最終滑走で登場した注目の紀平梨花選手は冒頭のトリプルアクセルで転倒し、138.37点。女子フリーは調子を落とし、5位という結果でした。
1.大会概要・放送予定
国別対抗戦では、男子・女子・ペア・アイスダンスの4種目の合計得点で勝敗が争われます。各種目ごとに1位の選手・組に12ポイントが与えられます。2位は11ポイント、3位は10ポイント、、、という具合に加算されてきます。各種目ごとにショートとフリーの両方を滑り、その合計ポイントで順位が争われます。今回の国別対抗戦の模様は、テレビ朝日で放送予定です。
大会日程
日にち | スケジュール | 出場選手 |
---|---|---|
4月11日(木) | 15:15~ アイスダンスRD 16:35~ 女子SP 18:40~ 男子SP |
小松原美里、ティム・コレト 坂本花織、紀平梨花 宇野昌磨、田中刑事 |
4月12日(金) | 16:00~ ペアSP 17:25~ アイスダンスFD 19:00~ 男子FS |
三浦璃来、市橋翔哉 小松原美里、ティム・コレト 宇野昌磨、田中刑事 |
4月13日(土) | 15:15~ ペアFS 16:50~ 女子FS 18:50~ 表彰式 |
三浦璃来、市橋翔哉 坂本花織、紀平梨花 |
4月14日(日) | 14:00~ エキシビション | 開催国である日本と優勝国が出場! |
出場国・過去の成績
日本 |
ロシア |
アメリカ |
フランス |
イタリア |
カナダ |
|
---|---|---|---|---|---|---|
第1回 | 5位 | 4位 | 不出場 | |||
第2回 | 5位 | 4位 | 6位 | |||
第3回 | 4位 | 6位 | 不出場 | |||
第4回 | 6位 | 不出場 | 4位 | |||
第5回 | 6位 | 不出場 | 4位 |
日本選手の寄せ書き
国別対抗戦に向けて日本選手がそれぞれの思いを書いた寄せ書きです。2.試合結果
順位 | 国 | アイスダンス | 女子 | 男子 | ペア | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RD | FD | SP | FS | SP | FS | SP | FS | |||
アメリカ | 10 | 10 | 17 | 18 | 23 | 23 | 8 | 8 | 117 | |
日本 | 7 | 7 | 22 | 18 | 19 | 17 | 7 | 7 | 104 | |
ロシア | 11 | 11 | 18 | 21 | 9 | 9 | 12 | 11 | 102 | |
4 | カナダ | 8 | 9 | 8 | 4 | 10 | 15 | 9 | 10 | 75 |
5 | フランス | 12 | 12 | 8 | 9 | 7 | 4 | 11 | 12 | 73 |
6 | イタリア | 9 | 8 | 5 | 8 | 10 | 10 | 10 | 9 | 69 |
【4月11日】アイスダンスRD
順位 | 国 | 選手(ペア) | 結果 |
---|---|---|---|
1 | フランス | ガブリエラ・パパダキス ギヨーム・シゼロン |
87.31 |
2 | ロシア | ヴィクトリア・シニツィナ ニキータ・カツァラポフ |
84.57 |
3 | アメリカ | マディソン・ハベル ザカリー・ダナヒュー |
82.86 |
4 | イタリア | シャルレーヌ・ギニャール マルコ・ファッブリ |
80.25 |
5 | カナダ | ケイトリン・ウィーバー アンドリュー・ポジェ |
79.60 |
6 | 日本 | 小松原美里 ティム・コレト |
60.93 |
【4月11日】女子SP
紀平梨花選手が、自身の世界歴代最高得点を更新する83.97点をマークして首位。坂本花織選手は自己ベストを更新する76.95点で3位。順位 | 国 | 選手 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 日本 | 紀平梨花 | 83.97 |
2 | ロシア | エリザベータ・トゥクタミシェワ | 80.54 |
3 | 日本 | 坂本花織 | 76.95 |
4 | アメリカ | ブレイディ・テネル | 74.81 |
5 | アメリカ | マライア・ベル | 70.89 |
6 | ロシア | ソフィア・サモドゥロワ | 68.61 |
7 | カナダ | ガブリエル・デールマン | 64.33 |
8 | フランス | ロリーヌ・ルカヴァリエ | 62.53 |
9 | イタリア | マリナ・ピレッダ | 60.33 |
10 | フランス | マエ=ベレニス・メイテ | 59.45 |
11 | カナダ | アレイン・チャートランド | 52.36 |
12 | イタリア | ロベルタ・ロデギエーロ | 48.45 |
【4月11日】男子SP
宇野昌磨選手は92.78点で3位、田中刑事選手は89.05点で4位でした。田中選手が大善戦。順位 | 国 | 選手 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | アメリカ | ネイサン・チェン | 101.95 |
2 | アメリカ | ヴィンセント・ジョウ | 100.51 |
3 | 日本 | 宇野昌磨 | 92.78 |
4 | 日本 | 田中刑事 | 89.05 |
5 | ロシア | アンドレイ・ラズキン | 88.96 |
7 | カナダ | ナム・ニューエン | 87.57 |
6 | イタリア | マッテオ・リッツォ | 87.64 |
8 | フランス | ケヴィン・エイモズ | 85.22 |
9 | カナダ | キーガン・メッシング | 79.75 |
10 | イタリア | ダニエル・グラスル | 79.68 |
11 | フランス | アダム・シャオ・ヒム・ファ | 72.56 |
12 | ロシア | アレクサンドル・サマリン | 71.84 |
【4月12日】ペアSP
順位 | 国 | 選手(ペア) | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ロシア | ナタリア・ザビアコ アレクサンドル・エンベルト |
75.80 |
2 | フランス | ヴァネッサ・ジェームス モルガン・シプレ |
73.48 |
3 | イタリア | ニコーレ・デラ・モニカ マッテオ・グアリーゼ |
69.77 |
4 | カナダ | カーステン・ムーア=タワーズ マイケル・マリナロ |
68.38 |
5 | アメリカ | アシュリー・ケイン ティモシー・ルデュク |
66.91 |
6 | 日本 | 三浦璃来 市橋翔哉 |
44.93 |
【4月12日】アイスダンスFS
順位 | 国 | 選手(ペア) | 結果 |
---|---|---|---|
1 | フランス | ガブリエラ・パパダキス ギヨーム・シゼロン |
135.82 |
2 | ロシア | ヴィクトリア・シニツィナ ニキータ・カツァラポフ |
130.63 |
3 | アメリカ | マディソン・ハベル ザカリー・ダナヒュー |
127.11 |
4 | カナダ | ケイトリン・ウィーバー アンドリュー・ポジェ |
124.18 |
5 | イタリア | シャルレーヌ・ギニャール マルコ・ファッブリ |
122.29 |
6 | 日本 | 小松原美里 ティム・コレト |
99.31 |
【4月12日】男子FS
宇野昌磨選手が189.46点でショートと同じ3位。世界選手権王者のネイサン・チェン選手が199・49点で1位、ヴィンセント・ジョウ選手が2位と、ショートに続いてアメリカ勢が上位を独占しました。順位 | 国 | 選手 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | アメリカ | ネイサン・チェン | 199.49 |
2 | アメリカ | ヴィンセント・ジョウ | 198.50 |
3 | 日本 | 宇野昌磨 | 189.46 |
4 | カナダ | キーガン・メッシング | 178.04 |
5 | イタリア | マッテオ・リッツォ | 172.89 |
6 | 日本 | 田中刑事 | 169.79 |
7 | カナダ | ナム・ニューエン | 164.40 |
8 | ロシア | アンドレイ・ラズキン | 160.37 |
9 | ロシア | アレクサンドル・サマリン | 158.53 |
10 | フランス | ケヴィン・エイモズ | 153.83 |
11 | イタリア | ダニエル・グラスル | 148.68 |
12 | フランス | アダム・シャオ・ヒム・ファ | 132.11 |
【4月13日】ペアFS
順位 | 国 | 選手(ペア) | 結果 |
---|---|---|---|
1 | フランス | ヴァネッサ・ジェームス モルガン・シプレ |
152.52 |
2 | ロシア | ナタリア・ザビアコ アレクサンドル・エンベルト |
141.32 |
3 | カナダ | カーステン・ムーア=タワーズ マイケル・マリナロ |
131.84 |
4 | イタリア | ニコーレ・デラ・モニカ マッテオ・グアリーゼ |
130.85 |
5 | アメリカ | アシュリー・ケイン ティモシー・ルデュク |
125.24 |
6 | 日本 | 三浦璃来 市橋翔哉 |
92.98 |
【4月13日】女子FS
10番滑走で登場した坂本花織選手は自己ベストを更新する滑りを見せ、3位となりました。注目の紀平梨花選手は冒頭のトリプルアクセルで転倒し、138.37点。女子フリーは5位という結果でした。順位 | 国 | 選手 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ロシア | エリザベータ・トゥクタミシェワ | 153.89 |
2 | アメリカ | ブレイディ・テネル | 150.83 |
3 | 日本 | 坂本花織 | 146.70 |
4 | ロシア | ソフィア・サモドゥロワ | 138.84 |
5 | 日本 | 紀平梨花 | 138.37 |
6 | アメリカ | マライア・ベル | 135.17 |
7 | イタリア | マリナ・ピレッダ | 120.22 |
8 | フランス | マエ=ベレニス・メイテ | 114.22 |
9 | フランス | ロリーヌ・ルカヴァリエ | 107.71 |
10 | カナダ | ガブリエル・デールマン | 107.48 |
11 | イタリア | ロベルタ・ロデギエーロ | 106.64 |
12 | カナダ | アレイン・チャートランド | 94.91 |
日程 | 大会名 | 結果 |
---|---|---|
2018年10月19日~10月21日 | グランプリ アメリカ | 宮原:優勝 坂本:準優勝 |
2018年10月26日~10月28日 | グランプリ カナダ | 宇野:優勝 |
2018年11月02日~11月04日 | グランプリ (第3戦) | 羽生:優勝 |
2018年11月09日~11月11日 | グランプリ NHK杯 | 宇野:優勝 紀平:優勝 宮原:準優勝 |
2018年11月16日~11月18日 | グランプリ ロシア | 羽生:優勝 |
2018年11月23日~11月25日 | グランプリ フランス | 紀平:優勝 |
2018年12月06日~12月09日 | グランプリ ファイナル | 紀平:優勝 宇野:準優勝 |
2018年12月20日~12月24日 | 第87回全日本フィギュアスケート選手権 | 宇野:優勝 坂本:優勝 紀平:準優勝 |
2019年02月04日~02月10日 | 四大陸フィギュアスケート選手権 | 紀平:優勝 宇野:優勝 |
2019年02月05日~02月10日 | バヴァリアンオープン | 宮原:優勝 |
2019年03月04日~03月10日 | チャレンジカップ | 紀平:優勝 |
2019年03月04日~03月10日 | 世界ジュニアフィギュアスケート選手権 | |
2019年03月18日~03月24日 | 世界フィギュアスケート選手権 | 羽生:準優勝 |
2019年04月11日~04月14日 | 世界フィギュアスケート国別対抗戦 | 日本:銀メダル |